滋賀県は近畿・中部・北陸をつなぐ立地にあり、冷凍冷蔵倉庫の建築地として注目されています。ここでは、交通アクセスや用地条件、企業立地支援制度など、滋賀県で倉庫建築を検討する際に押さえておきたいポイントを整理して紹介します。
冷凍冷蔵倉庫の建築地として滋賀県がおすすめな4つの理由
関西・中部・北陸をつなぐ
物流拠点をつくりやすい
滋賀県は近畿・中部・北陸の結節点に位置し、名神高速道路や新名神高速道路、北陸自動車道などを利用できる環境にあります。
このため、大阪・京都・名古屋といった複数の大消費地を同時に視野に入れた立地計画を立てやすい点が特徴です。関西エリアだけに依存せず、東西を結ぶ物流の中継地点として活用しやすいことも、滋賀県が注目される理由のひとつといえます。冷凍冷蔵品の物流では、保管だけでなく輸配送まで含めたコールドチェーン全体の設計が重要になります。
滋賀県自身も、こうした交通利便性を企業立地の魅力として打ち出しており、物流拠点を検討する企業にとって参考になる情報が公開されています。
港湾部・都市部だけでなく
「内陸型拠点」という
選択肢を持てる
冷凍冷蔵倉庫というと港湾エリアが選ばれる場合もありますが、国内配送を主体とする場合は、高速道路ネットワークとの相性が重要な判断材料になります。滋賀県のような内陸立地を選ぶことで、大都市周辺に物流拠点が集中しない配置を検討できる点もメリットです。
近年は事業継続計画(BCP)の観点から、物流拠点を分散させる考え方も広がっています。
ただし、内陸に立地すれば災害リスクが低いと一律にいえるわけではありません。内陸型拠点として検討できる一方で、実際の土地選定にあたっては、洪水・土砂災害・地震などのハザード情報を個別に確認する必要があります。候補地ごとにハザードマップを確認する姿勢が、倉庫建築を検討するうえで欠かせません。
大都市近郊と比較しながら
用地・建築コストを検討できる
滋賀県は、大都市近郊の主要な内陸エリアと比較して土地価格が抑えられる傾向があるといわれ、まとまった用地を確保しやすい地域とされています。ただし、冷凍冷蔵倉庫の建築では、土地コストだけで予算全体を判断することはできません。冷凍冷蔵倉庫は断熱・冷凍設備にかかる費用も大きいため、土地取得に予算を使いすぎない計画が求められます。また、トラックヤードや駐車場、将来の増築用地なども含めて敷地面積を検討する必要があります。まとまった土地を確保できれば、入出庫動線や将来の設備拡張を含めた設計の自由度が高まる点も、滋賀県で用地を検討する際のポイントです。
「土地代だけでなく建物・設備を含めた予算を確認したい方は、冷凍冷蔵倉庫の建築費用・価格相場もあわせてご覧ください。」
滋賀県の企業立地支援を活用できる可能性がある
滋賀県には、企業立地に関する相談窓口が設けられており、用地情報や優遇制度についての問い合わせが可能です。設備投資に対する支援制度も用意されているほか、市町独自の助成制度が設けられている場合もあり、建築地によって利用できる条件は異なります。
滋賀県では企業立地ガイドを通じて用地情報や優遇制度、立地手続きなどを案内しており、産業立地サポートセンターが相談対応を行っています。冷凍冷蔵倉庫の建築を検討する際は、こうした支援制度の活用可否をあわせて確認しておくとよいでしょう。
冷凍設備や省エネ設備などに使える制度に加えて、冷凍冷蔵倉庫の建設そのものに活用できる補助金についても確認しておくとよいでしょう。
滋賀県で冷凍冷蔵倉庫を建築する際に確認したいポイント
高速道路ICまでの
距離と配送ルート
冷凍冷蔵倉庫の立地を検討する際は、最寄りの高速道路インターチェンジまでの距離を確認することが重要です。ICまでのアクセスが良好であれば、大阪・京都・名古屋・北陸方面への配送ルートを組み立てやすくなります。
また、配送先や取引先の分布によって適したルートは異なるため、想定する配送エリアをもとに複数の候補地を比較検討することが望ましいといえます。渋滞が発生しやすい時間帯や道路状況も踏まえ、配送計画全体を見据えた立地選定を行う必要があります。
必要な敷地面積とトラック動線
冷凍冷蔵倉庫では、保管スペースだけでなく、トラックの駐車スペースや荷捌きスペースも含めた敷地面積の検討が必要です。搬入・搬出の動線が重なると、荷役作業に時間がかかったり、事故のリスクが高まったりする可能性があります。
そのため、トラックの入退場ルートや駐車台数、将来的な取扱量の増加も見込んだ敷地計画を立てることが求められます。敷地形状によっては動線設計に制約が生じる場合もあるため、早い段階で建築会社と相談しながら検討を進めることが望ましいでしょう。
地盤・浸水・積雪など
土地ごとの条件
土地を選定する際は、地盤の強度や浸水想定区域、積雪の状況など、地域ごとの条件を確認しておく必要があります。地盤が弱い土地では、基礎工事にかかる費用や工期が増える場合があります。
また、浸水想定区域にあたる土地では、設備の設置高さや排水計画などの対策が求められることもあります。滋賀県内でも地域によって条件は異なるため、ハザードマップや過去の災害情報を参照しながら、候補地ごとの特性を把握しておくことが重要です。
冷凍冷蔵設備まで見据えて
建築会社を選ぶ
冷凍冷蔵倉庫は、断熱性能や気密性、冷凍冷蔵設備の設計が品質管理に直結する建物です。建築会社を選ぶ際は、一般的な倉庫建築の実績だけでなく、冷凍冷蔵設備の設計・施工に関する知見があるかどうかを確認することが大切です。
保管する品目や温度帯、入出庫の頻度によって適した設計は異なるため、事業内容をふまえた提案ができる建築会社を選ぶことが求められます。長期運用を見据え、メンテナンス体制についてもあわせて確認しておくとよいでしょう。
相談はこちら
冷凍・冷蔵倉庫を建設する際は、立地だけでなく、保管する商品の温度帯や入出庫量、作業動線、必要な冷凍・冷蔵設備など、さまざまな条件を踏まえて計画することが重要です。
特に、長期にわたって安定した物流拠点として運用するためには、気密性・断熱性をはじめ、保管品目や事業規模に適した建物・設備を設計段階から検討する必要があります。
滋賀県を拠点に長年建築事業を手掛けてきた澤村では、お客様の業種・保管品目・事業規模に合わせて、冷凍・冷蔵倉庫の建設・設計をご提案しています。
滋賀県で冷凍・冷蔵倉庫の建築を検討している方は、まずはお気軽にご相談ください。
冷凍冷蔵倉庫の建築地に
検討してみましょう
滋賀県は、近畿・中部・北陸を結ぶ立地や高速道路網、企業立地支援制度など、冷凍冷蔵倉庫の建築地として複数の強みを持つ地域です。ただし、滋賀県であれば必ず最適な立地になるとは限りません。
配送先との位置関係、用地の条件、高速道路へのアクセス、建築費用、災害リスク、将来の増築計画、保守体制まで含めて総合的に比較検討することが重要です。そのうえで、自社の事業計画に合った条件が整っていれば、滋賀県は冷凍冷蔵倉庫の建築地として有力な候補のひとつになるといえるでしょう。

